具体的には、
まずは、自分で考えて問題を解いてみる・自分の考えを持ってみる。
次に、隣の人や班の人と話し合って、考えを広めたり深めたりする。
最後に、全体でまとめる。
このような流れで学習を進めています。
この中で、特に、隣の人や班の人と話し合う活動を大切にしています。
話し合う活動を通して、子ども達は互いに学び合い、友だちのよさに気づいていくことができるからです。
いくつか紹介します。
はじめは、3年生の国語の場面。
『三年とうげ』に出てくるおじいさんの気持ちの変化について、隣同士や近くの友だちと、自分の考えを話し合っています。
次に、4年生の音楽の場面。
自分で作ったおはやしのリズムと旋律を、グループで組み合わせて演奏できるように、話し合っています。
5年生の社会の場面。
日本各地にある工業地域の立地条件(なぜ、その地域で工業がさかんになったのか)について、話し合っています。
このような「話し合いの進め方」をもとに、話し合いを進めていきました。
同じく、5年生の体育の場面。
「振り上げ足をまっすぐのばしてハードルを走り越そう」のめあてに対して、しっかり跳べているか、友だち同士で見合います。
6年生の算数の場面。
比例の性質を活用した問題を自立解決した後、隣同士で、お互いの解決方法を伝え合っています。
同じく6年生の国語の場面。
『鳥獣戯画』に描かれた兎や蛙の吹き出しを考え、それを発表します。
楽しくお互いの意見を聞き合っています。
先生の話を、前を向いてしっかりと聞くことは、とても大切なことです。
それと同時に、子ども達同士での、このような話し合い活動を通して、友だちの考えのよさに気づいたり、友だちと一緒に勉強していく楽しさを味わったりできることも、学校で勉強することの素晴らしさだと思います。
南小学校では、これからも、このような取組を大切にしながら、子ども達の成長を支えていきたいと思います。