昨日の朝、体育館で保健集会が行われました。
先月行われた学校保健委員会の内容を、低学年にも分かりやすく伝わるように、保健委員が劇とクイズで発表をしました。
劇は、保健委員が自ら「やりたい」と言い、自分たちでストーリーとセリフも考えました。
朝練習もしました。
その甲斐あって、本番では、むし歯のこわさをみんなに伝えることができました。
発表の様子をお伝えします。
ある日、とっても歌のうまいAさんが、むし歯で困っていました。
友だちのB君が、歯医者に行くことをすすめました。
歯医者は、Aさんの口の中を見て、むし歯があることを伝えました。
写真を見せされたAさんは、どれがむし歯かよく分からなかったようですが、翌週、診察の予約を入れました。
1週間が経ちました。
Aさんは、歯医者に行かずに遊んでいます。
Aさんは、この前、自分にできたむし歯を見て、そんなに大きいむし歯でないから大丈夫だと思ったようです。
夜になりました。
Aさんは、歯みがきをしないで寝てしまったようです。
口の中を見てみましょう。
「お!歯みがきをしないで寝たようだな。うれしいな!」
「ハンバーグの食べかす、見~つけた。大好物のクッキーの食べかすもあるぞ!」
「この食べかすを使って、たくさん歯垢を作って、今日も歯をいじめちゃえ!」
「Aの口の中は、最高に居心地がいいなあ。」
「ホント、ホント。歯医者に行ったときは、いやだな~と思ったけど、結局、その後は行かないし、よかったよね。」
Aさんの口の中で、むし歯菌達は頑張りました。
翌朝・・・。
歯が痛くなって苦しむAさん。
歯が痛くて、朝ごはんが食べられず、学校に行っても勉強に身が入らない。
大好きな運動もできず、歌も歌えず。
※登場人物のセリフ以外のナレーションを順番に担当する保健委員さん達。
皆さんは、こんなAさんのことを、どう思いますか?
Aさんは、小さいむし歯を大丈夫だと思ったようですが、そんなむし歯だって放っておくと、どんどんひどくなるんですよ。
これを見ても、あなたは、まだ、大丈夫って言えますか?
※ひどい虫歯の写真を見せる。
「エ~!!」と大きなどよめきが起こりました。
以上で、劇は終わりです。
南小の子ども達も、むし歯のこわさが分かったようです。
このあと、保健委員がクイズを3問出しました。
その中の一つ。
「どちらがむし歯になりやすい生活でしょうか。」
1番:クッキー、ポテトチップス、コーラをいっぺんに食べる。
2番:クッキー、ポテトチップス、コーラを少し食べ、20分休んで、また食べる。
(どちらも同じ量を食べます。)
1番に手を上げた子が多かったですが、正解は、2番です。
以前にもお伝えしたように、いつまでも口の中に食べ物が残っているような“ダラダラ食い”は、むし歯菌の繁殖を助けてしまいます。
気をつけて、食べていきましょう。
以上で、保健委員会による発表は終わりです。
素晴らしい劇とクイズ、ありがとうございました。
続いて、伊勢崎市「よい歯の学級」表彰。
1年1組、3組。3年1組、2組。4年1組。5年1組、2組。あおぞら。
この8クラスは、虫歯治療が全員終わったクラスです。
つまり、治療率100%。
さらに、3年1組は、虫歯治療に加えて歯ぐきなど口の中の状態がとてもいい(歯肉炎などがない)ので、群馬県からも表彰されました。おめでとうございます。
最後に、校長先生から。
すり傷や切り傷などは自然に治ります。
かぜなども、もともと体に備わっている“自然治癒力”で治せる場合があります。
しかし、むし歯は、医者に行って治療しなければ、ひどくなる一方です。
ぜひ、歯を大切にして下さい。
そして、もし、むし歯になってしまったら、必ず、歯医者に行って治して下さい。